1億円までの軌跡

金融資産1億円を目指します。よろしければご覧下さい。

GPIF

自分の年金、特に国から支給される国民年金が今後どうなるのか?不安ですよね。年金制度を維持するために増税が必要だ、受給年齢の引き上げが必要だ、そんな話ばかりです。でも、私はいつも思っていたのですが、年金って積立金があってそれを運用してるんです。われわれ個人投資家と同じように。そこで年金積立金の運用状況を調べてみました。

こちらが年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)の運用実績です。運用額200兆円、過去22年の利益率が年平均3.59%、資産割合が株:債券=50:50、国内:外国=50:50、国庫納付が年平均7700億円、とあります。

一方、(調べるのが面倒なので他サイトの受け売りですが)年金支給額は56兆円、保険料収入が39兆円、税金からの補填が13兆円、残りの4兆円がGPIFからの補填だそうです。(7700億円と4兆円が合いませんが)

つまり、資産1億円の家庭が、支出2800万円、収入1950万円、年金650万円、運用益200万円で生活してる感じでしょうか。こんな家庭はいないので例えとしては適切ではないですがイメージはしやすくなります。

まあまあ大変ですね。GPIFからの補填が2%(4兆円÷200兆円)なので、4%ルールに従えばもう少し支出を増やせる気がしますがそれでも付け焼き刃です。

ということで、調べた結果、GPIFの積立金が年金に対する不安を払拭出来るほどの規模ではないことが分かりました。