1億円までの軌跡

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家賃値上げーその後1

先日お話しした家賃値上げの続報です。

あれから1ヶ月ほど経過したので不動産会社を通して入居者さんの回答を貰いました。入居者さんからの回答は「物価が上昇しているのは分かるので値上げを全く認めない訳では無いが、そもそも大家さんのコストが上がっているのか?それが分かるデータを出して欲しい」というものでした。

私のコストは上がっていません。私のやっている戸建て投資では、設備等が故障したりしない限りコストは掛かりません。設備等も入居時点でちゃんと動作確認した上で貸し出しますので滅多に故障しません。今の入居者が入居している間で発生したコストは、排水管の詰まりの解消に15万円(!)掛かっただけです。この時は入居者が業者を見つけてきて請求は私に回ってきたのですが、多分ぼったくりでしたね。排水管の清掃は通常4〜5万円なので、緊急性があったとしても高過ぎますよね。今の入居者は不動産関係の仕事をしているようで、排水管業者も知り合いだったんですよ。まさかキックバックは貰ってないでしょうけど。ご自宅の排水管清掃、けっこう忘れがちなので定期的にやっておいた方がいいですよ。

話が逸れましたが、戸建ての場合、トラブルがあまりないですしそもそも入居者から連絡すらないので、自主管理だったとしてもコストは掛かりません。現地にもほぼ行きません。掛かっているコストは会計ソフト代くらい?(実は会計ソフトの料金、金額は小さいですがパーセントで言うとめっちゃ値上がりしてるんですけどね)

コストが掛からないのが戸建て投資のメリットの一つです。だから戸建て投資にしたってところもあるんですが、コストが上がっていないからと言って家賃の値上げが認められないっていうのも変な話ですよね。そもそもコストを上げないようにするのは経営努力なので、入居者からどうこう言われる筋合いのものではありません。家賃の値上げは、近隣家賃との差や物価の上昇を理由とするのが本筋だと思うんですよね、私は。

コストの話は入居者には伝えました。入居者からは、考えるので時間が欲しい、と返事を得たので来月末まで待つことにしました。満額回答は無いと思いますが、半分認めてくれたら気持ちよくOK、それ以下だったら納得いかないけど渋々OK、全く認めて貰えなければ最悪、という感じですね。値上げが認められなくとも、借地借家法で普通賃貸借契約では法定更新が認められていますので家賃据え置きで自動更新になります。こう考えると、普通賃貸借契約ではなく定期借家契約の方がよかったかも。

改めて思ったのは、家賃って数ある物価の中で最も値上がりしていないものでしょうね。もちろん家は生活の根幹に関わる話なので価格の安定性が他のものより求められるのは分かりますし、だからこそ不動産投資は安定しているんだと思いますが、海外行ったら家賃の値上げなんてしょっちゅうですよ。法律が違うので単純比較は出来ませんが、日本でも家賃の値上げがもう少し普通の話になってもいいんじゃないかと思います。