1億円までの軌跡

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ESG離れ

先週から今週にかけて日経新聞で「ESGー光と影」という特集が組まれています。要はESG疲れ・ESG離れが始まっているという記事ですが、エネルギー業界に身を置く者としては「やっぱりそうだよね」という心境です。確かに地球温暖化は人類に突きつけられた大きな課題です。ただその原因が温室効果ガス排出量の増加という「人為」だとするのは必ずしも正しくありません。

地球の気温は一定ではなく暑くなったり寒くなったりを繰り返して今日に至っています。今から一万年ほど前の縄文時代は今より気温が高かったと言われています。縄文人と聞いて思い浮かべるのは、素肌の上に麻布や毛皮を身にまとった姿ですよね。その背景は草木が青々としています。雪景色ではありません。私は山内丸山遺跡という縄文時代の遺跡を見に行ったことがありますが場所は青森県です。家屋は竪穴式住居。今、青森県で着物1枚で竪穴式住居に住めと言われたら寒くて住めたものじゃないでしょう。でも縄文時代は住めたんです。逆に、縄文時代は冬の寒さより夏の暑さの方が大変だったんじゃないでしょうか。今年の夏みたいに。だから暑さを凌ぎやすい青森県に定住したんじゃないかと。

また「縄文海進」といって縄文時代の海岸線は今より内陸に入っていました。東京23区は大部分が海の中、東京湾が埼玉県南部まで入りこんでいました。北極の氷が溶けて大変だ(北極の氷は海に浮かんでいますので溶けても海の体積は変わりませんが)、氷河が溶けて大変だ、と言いますが、それは地球で繰り返し起こってきたことなのです。

そんなこと言うとグレタさんから「How dare you!」と非難され、環境活動家からペンキをかけられるでしょうね。でも紛れもない事実なのです。ここ数年、温室効果ガス犯人説に少しでも反論しようものなら人間じゃない位の扱いを受けていましたが、少しずつ変わってくるといいなと思います。